自然との共生から見る新たな視点

自然への感謝

今年も年の瀬を迎え、冬を感じられるようになりました。福島市では時より雪もちらついています。畑の土がむき出しの所は霜柱が立ち、草についた夜露は葉を氷の結晶で白く染め、吐く息は白くなり、吸い込む空気は凛と澄んでいます。この寒さは、暖かさへの感謝を忘れないためにあるような気がします。

さて皆さんは晴れた日を何と呼ぶでしょうか。おそらく「いい天気」と呼ばれるのではないでしょうか。雨の日はどうでしょうか。「悪い天気」でしょうか。

土から離れた生活をしていればしているほど、このような天気の受け止め方になるのではと思いました。

この雨に着目し、とても興味深いことを知りました。それは雨水で育てた植物は、水道水で育てた植物よりも生育が良くなるという内容でした。雨は地上に落ちてくる間に、空気中の窒素を取り込んでくるため、そのような効果があるというのです。

今度実験してみたいと思います。

植物は窒素、リン酸、カリ、微量要素で育つと言われています。確かにそれで育ちますが、それだけで育ててしまうと、植物は菌とつながることをしなくなり、有用な菌は姿を消して病原菌が増えるようになります。病原菌が増えると植物は元気を失い、病気や虫の被害が増え、人は農薬散布をするようになります。まさに負の連鎖に陥り、肥料が無いと育たない土になってしまいます。

私たちは土の中のことを、1%も判っていないと言われています。植物の多くは、菌とつながり、より多くの養分を吸収しています。例えばヒマワリはアーバスキュラー菌根菌(AM菌)とつながり、共生して根より遠いところの養分を持ってきています。

気候が変化し露地栽培が難しくなる中、工場のような中で水耕栽培をした方が安定的に収穫できるのではないかと思ったりもします。しかしながら人は菌と共に歩んできました。皮膚や腸には無数の菌が共生していることが証明をしています。

無菌の様な作物は健康的な作物と言えるでしょうか。私たちはもう一度原点に立ち戻り、持続可能な生き方を見直す時に来ているのではないでしょうか。

水のメッセージ

先日「水は答えを知っている」江本勝著を読みました。そこに書かれていたのは、水に声をかけて結晶化させると、形が変化するというのです。

「ありがとう」と声をかけると綺麗な結晶になり、「ばかやろう」と声をかけると結晶ができなくなってしまうという結果になっていました。写真も載せられていて、興味深い内容でした。

①宇宙は何でできているか

全ては振動しています。それぞれが固有の周波数を発して、独特の波動を持っています。

量子力学ではどんな物もすべて原子核の周りを電子が回っています。電子の数と形によって、原子は固有の振動をもつことになります。

全ては粒であって、波でもあります。

「色即是空(しきそくぜくう)」「空即是色(くうそくぜしき)」目に見えるものには実体がなく、目に見えないものには実体があります。昔お釈迦様が言われたとされる、この謎のような言葉が、奇しくも現代科学によって実証されました。

②水は異次元への入り口

筑波大学名誉教授の村上和雄さんは、人間が持っているレニンという酵素の遺伝子暗号を読み解いて世界的に有名になりましたが、生命が持っている遺伝子の情報を読めば読むほど、微細な空間にこれほど緻密な情報を書きこんだ何者かの存在を認めざるを得ないという話をされています。村上さんは、そういう大いなる存在のことを、敬意をこめて「サムシング・グレート」と呼んでいます。

宇宙から飛来した水は、どのような情報を刻みつけて、地球上に降り立ったのでしょうか。おそらくそこには、地球上でこれから営まれるであろう生命のプログラムが描かれていたのでしょう。それこそが、生命そのものの正体なのではないのでしょうか。

③意識がすべてをつくっている

人間の肉体とは水です。意識は魂のことです。水をきれいに流れるようにしてあげることが、何にもまさる健康法なのです。それには、魂が澄んでいる状態にしていくことです。あなたの体すべてを、美しい水の結晶でうずめてみませんか。すべては、あなたの気持ちにかかっています。

④一瞬で世界は変わるか

同じ水を飲むにしても、感謝の心で飲むのと、もやもやした気分で飲むのとは、水そのものがまったく違うものになってしまいます。私たちの思念は、刻一刻と世界に影響を与えています。この一瞬にすべての世界があるという考えは、人生に希望と光を与えてくれます。私たちは過去に惑わされる必要もないし、未来は自分の意思でどうにでも変えられるのです。いま、ここにいる自分自身が、すべてのカギを握っているのです。