ひまわりプロジェクト種蒔きスタート
梅雨対策と種について
地域の方々と
今月11日に福島市土船にある青葉学園の畑にて、100名を超える地域の方々や関係者の皆さんでひまわりプロジェクトの種蒔きを行いました。
今年は新しくなった交流ホールにてカレーライスを食べ、交流を深めました。また、青葉学園の学生さんが、中庭で一輪車のパフォーマンスを披露され、場を盛り上げていただきました。
畑のこれから
ひまわりや作物は、初めのうちはとても弱いので草や虫に負けやすいです。
草はすぐに生長しますので、種の周りだけでも抜いておくと育ちやすくなります。たまに畑の様子を見に来ていただき、草取りにもぜひ来ていただきたいと思っています。また、野菜も育てますので、料理などをして地域が活性化することを願っています。
梅雨対策
高温多湿に気をつけて
これから梅雨の季節になってきますが、雨後に晴れると蒸し暑くなります。
密植(間隔がなく植えられている状態)にすると風通しが悪くなり、病気になりやすくなったり、虫が集まりやすくなるので、注意が必要です。
具体的対策
- 株間を広めに取り、風通しを良くします。
- 高畝にして水はけを良くします。
- 水路(溝)を作り、大量に雨が降ったときに排水できるようにします。
これらを考えておくと梅雨を乗り越えられると思います。
種について
F1とは
ホームセンターに行くと野菜や花の種が売っていますが、その袋に“F1”という文字が書かれているのをご存知でしょうか。
これは親世代で異なる性質の品種を交配させ、その性質を持った子の代のことをF1と言います。F1はすべて同じ性質になるため、味や形などが安定しています。ところが子の代のF1同士を交配すると、多様な性質が現れるため、生産性が低くなります。
固定種とは
品種の系統を守るため選抜した野菜の種を取り、一番良いものを選んでまた蒔くということを何代も続けられたものです。
このような自然を育種していくうちに、自然と個性が定着し、固定していったものが固定種です。
在来種とは
固定種の一種で、自然な育種をしていくうちに、その地域の気候風土にあわれて適応していった野菜です。
それぞれの土地の栽培環境や栽培者の好みにより、個性的で多様な特徴を持ちます。
最後に
種は食の源であり、身体を作り維持するため、そして共に食卓を囲むことによって、相互理解するためのツールにもなります。
共にひまわりを見て、共に作物を育て、共に生きる。
今回皆さんと過ごした一日は、かけがえのない一日でした。
ありがとうございました。
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