映画「あしたが消えるどうして原発?」上映&トーク
講 師:及び上映作品監督:千葉茂樹さん(映画監督)
日 時:2014年1月25日(土) 13:30 ~ 16:00
場 所:まちなか夢工房2階 オアシス広場
参加費:500円

 

*作品について*
反原発を名乗るのが難しい時代、チェルノブイリ原発事故を契機に、近代映画協会の中に机一つを用意して「原発を考える映画人の会」は始まった。今から25年前、原発労働者とその家族が置かれている過酷な状態が、投書を通じてある新聞で取り上げられた。投書は映画人の会を動かし、全国に取材の輪が広がった。やがて多くの軋轢を乗り越えて「あしたが消える」が完成した。映画完成から22年を経た現代、原発が抱えていた問題は遂に現実となってしまった。永い歴史の中で生まれた豊かな大地と海、そこで育まれてきた素晴らしい農産物、酪農製品、海産物。私たちは、そんな素晴らしい自然と共に生きてきた。今こそその恩恵に気付こう。今度こそ、公然と反原発社会を目指して歩み出そう。

 

講師プロフィール:千葉 茂樹(ちば しげき)さん
映画監督・脚本家・日本映画学校校長。1933年福島市生まれ。1956年日本大学芸術学部映画学科卒業。映像作品の制作を通して、世界の貧しい人々や社会的弱者の支援を呼びかけ続ける。インドに赴きマザー・テレサに直接取材し、そのひたむきな姿に大きな影響を受ける。1979年にはマザーの姿を追った映画『マザー・テレサとその世界』を製作し、キネマ旬報賞文化映画作品賞など数々の賞を受賞。その後も市民グループ「地球家族の会」の代表、日本映画学校長を歴任。近年、映画制作を通じて協調性や自己表現能力を培うオーストラリア発の教育法、「シネリテラシー」に注目し、教育現場での映画作りを呼びかけ、実践を推進してきた。その活動は学校から地域へと広がり、川崎市において1995年より「芸術のまち構想」の一環として始められた「しんゆり映画祭」に日本映画学校も参加し、日本映画学校の学生制作の作品上映や、「ジュニア映画製作ワークショップ」を通じて地域の中学生が制作した作品の上映が行われた。