「ひまわりの乾燥から種を送るまで」と「秋冬野菜」
ひまわりを送るまでの流れ
ひまわりの収穫
皆さんのひまわり畑やプランターは、収穫を終えたでしょうか。
大きいものは背丈を超えるので花柄を切るのが大変ですが、茎を倒して切りましょう。残った茎の残りかすは小さくして土に混ぜ、微生物に分解してもらいましょう。
ひまわりの乾燥
日当たりや風通しのよいところに重ならないように広げ、乾燥させましょう。もしもカビが見え始めるようであれば、花柄から種を外すことをおすすめします。しっかり乾燥していないと、外しにくいですが頑張りましょう。
よく晴れていれば、3日ほどで乾燥します。乾燥したら花柄から種を外し、さらに天日で3日乾燥させます。そうすることで1粒1粒が乾燥します。
とうみがけ
油にする場合、小さなゴミが入っていると雑味が出てしまうため、ゴミを飛ばす“とうみがけ”をします。量が少ない場合は、息を吹きかけて飛ばしてみましょう。
種の郵送
いよいよ種の郵送になります。
種の量が少ない場合は封筒や段ボール、多い場合は米袋のような頑丈な袋に入れて送り返してください。
秋冬野菜作り
9月になるとスタートできる野菜は、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、はくさい、レタス、ニンニク、大根、小松菜、チンゲン菜、カブ、春菊、ほうれんそう、たまねぎなどがあります。
ことしはひまわりが終わった畑に「練馬大根」を植えました。地域の方々とたくあんを作るためです。初めての挑戦ですが、皆さんと楽しくたくあんが作れることを願っています。
9月はまだ気温が高いため、虫たちの活動は活発です。しばらくは防虫対策が必要になってきます。
防虫対策
まずは防虫ネットで近づけないようにする方法があります。また、雑誌の『野菜だより2024年9月秋号(ブティック社)』にアオムシを寄せつけない酵母菌液スプレーの作り方が載っていましたので、紹介したいと思います。
かんきつ類であれば何でもよいそうです。
材 料
- ミカンの皮
- 1~2個分
- 食酢
- 大さじ1(15ミリリットル)
- きび糖
- 15グラム
- 水
- 400ミリリットル
作り方
- 細かくちぎった果皮と食酢大さじ1、きび糖15グラム、水400ミリリットルを加えてよくかき混ぜる
- ヨーグルトメーカーに設置し、温度を28度、タイマーを12時間にセットして保温する
- 発酵の具合を見て、発酵が進行していなければもう12時間延長する
- 泡が発生し、甘い匂いがする場合は発酵しているので酵母液が完成
➡︎果皮を除いて空瓶やペットボトルに移し替え、キャップを緩めて保存 - 使うときは100倍に水で薄めてスプレーボトルに入れ、葉面散布する
特にかんきつ類の皮に含まれる「リモネン」という成分にアオムシ忌避効果があるそうです。このスプレーはまだ試したことがありませんでしたので、効果などを確かめて次号以降に掲載したいと思います。