石油危機を経験して

中東情勢の悪化でことし「石油危機」を経験しました。
石油は現在の日本に欠かせないものになっていますが、原油自給率は0.5%未満。輸入が止まれば悲惨な状況になることを私たち日本国民は目の当たりにしました。

現在はなんとかなっていますが、今後のことを考え、少しでもダメージを抑えるための対策をできることからしていくべきではないかと思いました。

  1. 原油の分離について
  2. 農業分野での石油製品について
  3. ナフサに頼り過ぎないために

原油の分離について

原油は「石油精製工場」でLPガス、ナフサ、ガソリン、ジェット燃料、灯油、軽油、重油、アスファルトを蒸留塔で加熱し沸点の違いによって分離されています。

そして今回よく耳にしたのが「ナフサ」でしたが、ナフサからまた化学変化を起こして、エチレン、プロピレン、ブタジエン(タイヤ)、ベンゼン(プラスチック)、トルエン(塗料、インキ)、キシレン(溶剤)といったものになります。

農業分野での石油製品について

農業分野では非常にたくさんの石油製品が使われています。
例えば、トラクターなど機械の燃料である軽油やガソリン、出荷・販売時には野菜や花きを入れる透明の袋、荷造りに使うPPバンド、コメ袋など。
生産資材では、育苗ポット、苗箱、イボ竹、肥料袋、マルチ、寒冷紗、ハウスのフィルム、遮光ネットなどがあります。

大規模であればあるほどその生産力は激減し、小規模であっても高齢化した農家が機械なしの生産を維持するのは難しくなります。

また、スーパーマーケットに行けば魚介類、肉、魚、惣菜、加工食品などの包装資材にナフサが使われています。

ナフサに頼り過ぎないために

では、ナフサが日本に来る前の時代はどのようにしていたのでしょうか。

今畑に使われている黒いポリマルチがありますが、昔は稲わらを使い雑草対策、乾燥対策、暑さ対策をされていました。
また、野菜によっては支柱をつかいますが、以前は竹を支柱に使用し、3~4年たってダメになったらお風呂やご飯を炊くかまどの燃料にされたり、春の始めに育苗をする時期は寒さで発芽がそろわないため、電気マットを使いますが、落ち葉や稲わら、米ぬかなどで発酵熱を利用した「踏み込み温床」を作って育てたりされていました。
現在でもやられている方もおり、発酵後は有機ぼかし堆肥になりますので、とても良い資材になります。

次にスーパーマーケットでナフサがなくなった場合はどうでしょうか。

ほとんどの商品がナフサを使用していることがわかります。
メーカー各社にかなりの混乱が起きると思われます。
液体は瓶にするのか、個体は紙袋にするのか、量り売りにして容器は消費者が持ってくるのか。
そもそも運んでくるためのガソリンがなかったらと思うとゾッとします。

東日本大震災時にはガソリンスタンドに並んだ記憶がありますが、このような状況が戦争や災害でまた起こりうることも真剣に考え、石油が無くなった世界に安心して生きるためにはどうしたらよいか。とても極端な話かもしれませんが、備える時代ではないかと思っています。

自分や家族にできることから備えていきましょう。

そしてこの「ひまわりプロジェクト」によって、共に喜び、励まし、支え合う。離れていても心はひとつ。
一人ひとり、日々様々な学びの中を歩まれていると思っておりますが、辛い時こそ祝福があると信じています。困難な時代ですが、共に頑張っていきましょう。