イスラームの美の世界
講 師:杉村 棟 さん 国立民族学博物館 教授
日 時:2013年4月29日(月) 13:30 ~ 15:00
場 所:まちなか夢工房 2階 オアシス広場
参加費:500円
■講演内容(講演者より)
7世紀のヒジュラ(西暦622年)から現代に至るまで、スペイン、モロッコからインドまでの広大な地域で数多く生み出されて来たイスラーム美術作品。さまざまな時代、地域、民族の中で製作されながら、不思議な様式的一体性を見せる絵画(写本挿絵)、陶器、絨毯、建設― これら多様な美術作品を例に、イスラーム世界の自然環境(乾燥地帯)、住民の信仰、美意識などの魅力を説明していただきます。
■講師紹介
杉村 棟(すぎむら とう)さん
昭和9年生まれ。上智大学文学部史学科を卒業後、イラクのバグダード大学大学院に留学。その後ミシガン大学大学院において哲学博士号(Ph.D)を授与。国立民族学博物館教授、龍谷大学国際文化学部教授を歴任し、平成21年より東西美術交流研究センターを設立・主宰。著書に『ペルシアの名陶-テヘラン公庫博物館所蔵』(平凡社、1980)『絨毯―シルクロードの華』(朝日新聞社、1994)『イスラーム』(責任編集)世界美術大全集 東洋編 第17巻(小学館、1999)など多数。