はかり縄は福島の地に
講 師:大内 信一 さん 二本松有機農業研究会 代表
日 時:2013年5月18日(土) 13:30 ~ 15:00
場 所:まちなか夢工房 2階 オアシス広場
参加費:500円
■講演内容
「はかり縄は私の喜びの地に落ち、受け継ぐ地は美しい」(旧約聖書 詩篇16篇)クリスチャンであり、40年以上にわたって有機農業に取り組んでこられた大内氏は、自らの信仰と今回の事故を重ねあわせ、「福島の大地を守り福島で生きること、それが私に与えられたはかり縄である」と語ります。今回は、福島県の有機農業の第一人者である大内信一さんをお呼びし、福島の地での有機農業への取り組みについて、講演していただきます。
■講師紹介
大内 信一(おおうち しんいち)さん
1960年頃から農業に従事。当初は慣行の農業に取り組んでいたが、「本当の農業をやりたい、本物の農民になりたい」という思いから、1970年頃に有機農業に転換。収量を上げるという当時一般的な考えを外れ、安全な農作物を提供することを第一に農業に従事。1978年には、地元の生協や消費者の協力を得て、農業協同組合内に二本松有機農業研究会を結成し、消費者と大地の健康を守るため、安心安全な有機野菜を広める活動を実施。2011年の原発事故の際は、ガソリンの確保もできてないうちから「やってみなきゃわからんだろう!」と畑を耕しはじめた。以降、安全な農作物を消費者に届けるべく、様々な取り組みを行う。