放射能問題・農業者の現場で起きたこと~TPPなんか怖くない。私の地元学『あるものさがし』~
講 師:高宮 文作さん 元JAみちのく安達経済常務 福島大学経営戦略研究会幹事
日 時:2014年6月14日(土) 13:30 ~ 16:00
場 所:まちなか夢工房2階 オアシス広場
参加費:500円
<講演内容>
農村の高齢化や後継者問題、TPP問題など、課題が山積する日本の農業。特に「福島」の農業において、原発事故による放射能問題は看過しがたい重大な課題です。放射能問題は風評被害をはじめとした多様な問題に派生し、福島に住む私達や農家の方々に多大な影響をもたらしました。農協で働かれていた高宮さんは、当時その前線に立たれ、農家の方々とともに困難な状況に立ち向かってこられました。JAの役員として当時の混乱した状況を肌身で感じた高宮さんに、生産者の生の声や現場で実際に起きていた事態や対策についてお話しいただき、高宮さんの考える「地元学」の視点から、福島や福島の農業について語っていただきます。
講師プロフィール:高宮 文作(たかみや ぶんさく)さん
昭和31年1月29日福島県二本松市生まれ。昭和48年に福島県立福島農蚕高校園芸科、2年後の昭和50年に福島県立農業短期大学校園芸科を卒業。翌年の昭和51年には二本松市農業協同組合入組し、支店・本店にて営農指導員として従事。その後管理職を経て平成22年5月から3年間役員を務め、任期満了につき退職。現在は農業専業。地域で集落営農や農地・水・環境保全事業・中山間地対策事業などに取り組む傍ら、合間に震災の経験を福島大学非常勤講師として学生や一般市民に伝える活動や福島復興の取り組みを行っている。当法人の事業のひとつである「ひまわりプロジェクト」においては、これまで農業に携わってきた経験を活かし、平成26年度よりひまわり栽培アドバイザーを務める。更に、プロジェクト内で生産された食用ひまわり油の搾り粕利用のため、利用法の考案・試行を行っている。