福島有機農学校が目指すもの~二本松市の田畑での取り組み~
講 師:魚住 道郎さん 日本有機農業研究会副理事長 有機農業生産者
日 時:2015年2月21日(土) 13:30 ~ 15:00
場 所:まちなか夢工房2階 オアシス広場
参加費:500円

 

<講演内容>
福島県外の農家や消費者による、原発事故後の福島県内での農業支援を“猫の手作戦”と呼び、魚住さんが副理事長を務める日本有機農業研究会の主催で行ってきました。いわゆる「援農」という形をとってこられた魚住さんですが、「もう一歩進めて、有機農業で、互いに学び、励まし合える場として定着させることができたら」と考えられたそうです。支援者と地元の生産者と消費者との結びつきを深めようと、二本松市の会員の田畑を教室として始めたのが「福島有機農学校」で、先生は二本松の生産者の方です。こちらでの取り組みについてのお話を聞きながら、福島の農業のこれからについて共に考えていきたいと思います。

 

講師プロフィール:魚住 道郎(うおずみ みちお)さん
1950 年生まれ。日本有機農業研究会副理事長、有機農業推進協会副理事長、茨城県有機農業推進フォーラム会長。東京農業大学卒業。1973 年、たまごの会農場建設に参画、同農場従事を経て、1980 年、茨城県石岡市で専業農家として独立。平飼い養鶏 600 羽、畑 3.2ha、水田 15a。著書に『有機農業ハンドブック』『「有機農業公園」をつくろう』『食と農の原点 有機農業から未来へ』(以上、共著)、「解説 有機農業のバイブル」『農業聖典』など。各地で講師活動。第 17 回環境保全型農業推進コンクール大賞(農林水産大臣賞)(有機農業部門、2013 年 2 月)受賞。