日韓国交正常化50周年―友達だからできること―
講 師:鄭 玄実さん NPO法人ふくかんねっと 理事長
日 時:2016年2月27日(土) 13:30 ~ 15:00
場 所:まちなか夢工房2階
参加費:500円

 

<講演内容>
風評被害により、韓国から福島へ人が来なくなってしまった等の問題に直面した鄭さん。福島で生き、その良さを知る鄭さんは、風評被害を無くして福島への人の往来を活発にすることを目指しています。活動の一環として、日韓青少年の相互交流に力を入れるなど、これまで数々の市民レベルでの交流を行ってこられました。国という単位で見れば問題はまだ残っているかもしれませんが、「友達」だからこそできることがあるのでは、と草の根的な活動を続けていらっしゃいます。今回はそれらの活動について、語っていただきます。

 

講師プロフィール:鄭 玄実(ちょん ひょんしる)さん
1961年、韓国仁川(インチョン)市生まれ、84年に来日。10代を南部地方の全羅北道で過す。早稲田大学で日本文学、同大学院で日韓比較文学と、東京外国語大学大学院で言語学を学ぶ。その後、東京外国語大学など首都圏の大学で韓国語や文化の教鞭をとる。2000年に福島に転居、2001年に福島と韓国を結ぶネットワークを結成。2006年6月にNPO法人「ふくかんねっと」法人化認証を受け、理事長に就任。2006年度から2014年までには福島大学で「朝鮮の言語と文化」「朝鮮語コミュニケーション」、福島学院大学で「国際弁解論」「韓国語会話」を担当した。福島をはじめとする東北地方と韓国の草の根の交流を進めている。著書:「田舎ぐらしの韓国人」寿郎社、「暮らしの中の日韓交差点」草風館、「ハングル@ホームステイ」(共著)白帝社、「民話で知る韓国」NHK出版 生活人新書、「やさしくはじめる韓国語」白水社、「韓国人はアンニョンハセヨとは言わない!?」アスク出版。