生きる力、文化の力

講師:播磨 靖夫さん  一般財団法人たんぽぽの家 理事長
日時:2017年12月2日(土) 10:00 ~ 12:00
会場:A・O・Z  視聴覚室
参加費 無料

<講演内容>

震災をきっかけに始まったシャロームの「ひまわりプロジェクト」。福島から食用ひまわりの種を全国の支援者に送り、収穫した種を福島に送り返してもらう。この種をひまわり油として製品化して送り返す。ひまわりという小さな命を介して行われる福島と全国を結ぶ交流事業は、人と人との助け合い、そして、その前提としてのお互いの「命の尊さ」を考えるきっかけとなっています。6年間の災害支援活動は、シャロームの活動の原点である一人ひとりの命に寄り添う障がい者支援活動と同じであったことを思い返します。2015年度グッドデザイン賞を受賞し各方面から注目されつつある「ひまわりプロジェクト」ですが、この成果と今後への課題を考えるため、障がいを持つ仲間たちの命に寄り添って活動されてきたたんぽぽの家の播磨靖夫氏を招きし、生きることと文化の関係性・重要性についてお話しいただきます。

講師プロフィール:播磨 靖夫(はりま やすお)さん

新聞記者を経てフリージャーナリストに。障害のある人たちの生きる場「たんぽぽの家」づくりを市民運動として展開。アートと社会の新しい関係をつくる「エイブル・アート・ムーブメント(可能性の芸術運動)」を提唱。「ケアする人のケア」や「アートミーツケア学会」など、ケアの文化の創造にも取り組んでいる。平成21年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)受賞。