水俣・福島 私たちのめざす社会
=農業の現場からの提案=
講師 :魚住 道郎さん
日本有機農業研究会副理事長
有機農業生産者
日時 :2019年3月23日(土)
13:30 ~ 15:00
場所 :まちなか夢工房2階
参加費 :500円
<講演内容>
魚住農園を訪れた研究者の言葉をかりると、「魚住家の人々は自然の生態学的過程と強調しながら、生産的で多様性に富み、しなやかな強さを持つ農業生態系を創造しようとしている」と言います。だからこそ森・里・海のつながりを大切にし、そこに暮らす人々が理解し合い、次の社会を作っていくことを大事にしたいと大きな提携活動されています。この生態系を分断する出来事の数々。「水俣」は魚住さんの原点とのこと。「チェルノブイリ」「福島」等、地元の悲劇から目を遠ざける政策に私たちは翻弄されているといいます。近年叫ばれる発達障がいなど教育現場の問題と決めつけることはできません。農業の現場であり、生活現場の問題でもあると思っています。すべての現場での出来事、問題はつながっていると思っています。当日は農業の現場から皆さんに提案致します。皆さまの身の回りの出来事と併せて考えてみましょう。
プロフィール:魚住 道郎(うおずみ みちお)さん
1950 年生まれ。日本有機農業研究会副理事長、有機農業推進協会副理事長、茨城県有機農業推進フォーラム会長。東京農業大学卒業。1973 年、たまごの会農場建設に参画、同農場従事を経て、1980 年、茨城県石岡市で専業農家として独立。平飼い養鶏 600 羽、畑 3.2ha、水田 15a。著書に『有機農業ハンドブック』『「有機農業公園」をつくろう』『食と農の原点 有機農業から未来へ』(以上、共著)、「解説 有機農業のバイブル」『農業聖典』など。各地で講師活動。第 17 回環境保全型農業推進コンクール大賞(農林水産大臣賞)(有機農業部門、2013 年 2 月)受賞。