草について&作物クイズ
8月になり、ひまわりは花が枯れ始め実が入り始めました。
それとともに鳥がやってきて、種を食べるこの頃です。食べられないように排水溝ネットをかけて対策しました。以前カビてしまった経験があるので、通気性に気をつけて見守りたいと思います。
今の時期は刈った草は1週間もすれば刈っていなかったかのように、元に戻った状態になります。厄介者のように雑草と呼ばれていますが、今回は草について深掘りしたり、野菜の葉っぱを見ていただき、何の作物かを当てるクイズをしたいと思います。
草との付き合い方
①草と人の歴史
日本では先史時代から「草肥山(くさこやしやま)」と呼ばれる、田畑の肥料に使う草を採取する場所が里山にたくさんあり、食料生産を支えてきました。その広さは全国で1,500万ヘクタールだったともいわれています。戦後、GHQによって化学肥料が持ち込まれ、全国の草肥山は不要になりました。この里山が少なくなったことで、獣と人間の境界線が曖昧になり、町の中に熊や猪などが降りてきてしまうことが増えています。また、外来の動物も増え、農地が荒らされる被害もあります。
②刈り取りで草が増えてしまうのはなぜ?
雑草にとって「刈り取り」は、“茎や葉など地上部の一時的な除去にすぎない”ということです。刈り払い機などを使った機械除草では、地面から5センチ程度を残して刈り取るので、地際部や根、地下茎は残り、しばらくすれば新しい芽が出て再生します。
ただ、厳密には刈り取った部分より下に芽が存在しない草種は、枯れていきます。イネ科雑草や、地下茎を持つ雑草はまた生えてきます。このほかにも、オオバコ類やタンポポ類などの「ロゼット型(根元から放射状に葉や茎を出す植物の総称)」、シロツメクサやメヒシバ類などの「ほふく型(植物の葉や茎が地面をはうように伸びる植物の総称)」雑草も、刈り取り後にも芽が残り、再生して増えます。
③地下茎の旺盛な生命力
セイタカアワダチソウやヨモギなど、地下茎型多年草は、地下部に多数の芽があるうえ、多量の栄養分を貯蔵しているので、刈り取り後の再生力が強く、地下で横方向にも広がっていきます。
例えば、ヨモギの地下部に関する研究調査では、数センチの地下茎断片から1シーズンで成長した地下茎の総伸長は24.7メートルに達し、これは地上部の約3倍の成長量(重量比)でした。つまり、地上部より地下部の草量のほうが多く、たくさんの栄養分を蓄えているのです。
野菜当てクイズ
野菜はスーパーマーケットに行けば、手に取ることができますが、実り方はわかりにくいと思いました。想像して野菜に興味を持っていただけたら幸いです。それでは早速はじめたいと思います。
問題1
ヒント:この野菜は通常のものと色が違います。
問題2
ヒント:ご先祖様がお盆に帰ってきて、その帰りの乗り物の牛に見立てた野菜です。
問題3
ヒント:ご先祖様がお盆に帰ってくるときの馬に見立てた野菜です。
問題4
ヒント1:カボチャの仲間です。
ヒント2:キュウリの形に似ています。
問題5
ヒント:緑色で中が空洞の野菜です。
問題6
ヒント:果物ではなく野菜の仲間です。
問題7
ヒント:切るとネバネバします。
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