子どもの権利を踏まえた新しい社会の創造を!
講 師:福田 雅章 さん DCI日本支部代表 及び同ジュネーブ本部理事 一橋大学名誉教授
日 時:2013年1月19日(土) 13:30 ~ 15:00
場 所:まちなか夢工房 2階 オアシス広場
参加費:500円
■講演内容(講演者より)
「思いや願いを表明する権利」は、新生児、重度障害児、非行少年を含むあらゆる子どもが自ら行使できます。これは、人間とは「理性的・合理的な存在」であることを大前提とし、「自己決定・自己責任」を中核に作られている近代の権利論では説明できない新しい権利なのです。子どもの権利を承認することは、人間が理性的・合理的存在であると同時に「動物的・関係的な存在」であり、その価値が保障されない限り、人間らしく生きる幸せの原点も失われてしまうことを承認することでもあります。震災はそのことを改めて教えてくれました。今こそ子どもの権利を踏まえた新しい社会を創造しましょう!
■講師紹介
福田 雅章(ふくだ まさあき)さん
一橋大学法学部・同大学院終了、ハーバード大学ロースクール大学院終了(LLM)、同スクール研究員として日本法ゼミ担当、大阪大学助教授、一橋大学法学部教授、同大学院法学研究科教授、カリフォルニア大学バークレイ校客員教授、2002年国連子ども特別総会日本政府代表顧問、DCI日本支部代表および同ジュネーブ本部理事。一橋大学名誉教授。山梨学院大学法務研究科教授。現在、「理性的存在ではない子どもがなぜ権利行使の主体になり得るか」を追求。