漫談と金売吉次伝説
講 師:ややま ひろしさん 漫画家うつくしま芸人会代表
日 時:2015年8月22日(土) 13:30 ~ 15:00
場 所:まちなか夢工房2階
参加費:500円
<講演内容>
金売吉次(かねうり きちじ)とは、平安時代末期の商人で、奥州で豊富に産出される金を京で商っていたと伝えられています。彼の存在を現在の史料から裏付けることはできず、伝説の人物となっていますが、源義経を奥州に誘い入れた(一説では義経から依頼されたとも)という逸話も残っています。ある日の京からの帰り道、吉次は強盗に襲われ命を落とし、里人がそれを憐れんで葬ったと言われています。現在の白河市には、金売吉次兄弟のものと伝えられる墓が佇んでいます。福島県に縁ある金売吉次伝説について、ややまさんのおもしろ可笑しいお話を交えながら語っていただきます。
講師プロフィール:ややま ひろし(屋山 弘)さん
1933年(昭和8年)福島市生まれ。うつくしま芸人会代表。「民友マンガ大賞」「はなわまんがグランプリ」審査委員長。日本漫画家協会に於いて東北支部長を歴任し、参与としても活躍した。2014年3月15日~23日に日本漫画家協会東北支部主催で開かれた『震災復興祈念「東北漫画まつり」』など、様々な震災復興イベントに作品を出展している。2013年7月2日~14日には、福島市置賜町の「うつわの岡崎」にて漫画展『ややまひろしの漫画展』が開催され、原発事故後の福島の現状を風刺した作品や、未来への希望を湛えた作品が展示された。著書に「福島の歴史は面白い」シリーズ、「福島を面白くした50人」他、主に福島を題材とした書籍等18冊出版。「大霊界で12人にインタビュー」では、織田信長や明智光秀らのほか、金売吉次へのインタビューがユニークに描かれている。