いいな広野 わが町発見 ― ふるさと創造・映像教育プロジェクト ―
講 師:千葉 茂樹さん 映画監督 日本映画大学特任教授
日 時:2015年12月19日(土) 13:30 ~ 15:00
場 所:まちなか夢工房2階
参加費:500円

 

<講演内容>
映画制作を通じて協調性や自己表現能力を培うオーストラリア発の教育法、「シネリテラシー」。千葉さんはこの実践を積極的に行っていらっしゃいます。今年の夏には、映像教育とふるさと再生をテーマに「いいな広野 わが町発見 ― ふるさと創造・映像教育プロジェクト ― 」が行われました。それぞれの作品には、福島の中学生たちが捉えた、震災から4年余の被災地フクシマが描かれています。それらの作品の中から数本を鑑賞し、千葉さんに子どもたちの様子やシネリテラシーについて語っていただきます。

 

講師プロフィール:千葉 茂樹(ちば しげき)さん
1933年福島県福島市生まれ。1956年日本大学芸術学部映画学科卒業。映画監督、脚本家、日本映画学校校長、日本映画大学特任教授。映像作品の制作を通して、世界の貧しい人々や社会的弱者の支援を呼びかけ続ける。インドに赴きマザー・テレサに直接取材し、そのひたむきな姿に大きな影響を受ける。1979年にはマザーの姿を追った映画『マザー・テレサとその世界』を製作し、キネマ旬報賞文化映画作品賞など数々の賞を受賞。その後も市民グループ「地球家族の会」の代表、日本映画学校長を歴任。近年「シネリテラシー」に注目し、教育現場での映画作りを呼びかけ、実践を推進してきた。その活動は学校から地域へと広がり、川崎市において1995年より「芸術のまち構想」の一環として始められた「しんゆり映画祭」に日本映画学校も参加し、日本映画学校の学生制作の作品上映や、「ジュニア映画製作ワークショップ」を通じて地域の中学生が制作した作品の上映が行われた。